マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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馬山で調査 (2):なぜ慶尚道方言を研究するのか?
前回の記事のつづきです。

馬山で調査したのは,この方言の韻律。いわゆるアクセントとイントネーションに関することです。単語のアクセントも調べましたが,関心の中心は文レベルの現象にあります。

実のところ,私は去年までもっぱらソウル方言の韻律を研究していました。慶尚道方言についてやるようになったのは,韓国に来てからのことです。研究対象を変えたのかと言われることがありますが,変えたわけではなく,広げたというのが正確だと思います。ソウル方言の研究もちゃんと続けています。

慶尚道方言を研究しているのも,私の場合,単に慶尚道方言のことを知りたいからというわけではありません。慶尚道方言に見られる現象を通じて,様々な方言に共通する韓国語そのものの特徴 ― 特に日本語との本質的な違い ― が見えてくるのではないかと思ったからです。そして,実際に調べ始めてみて,この見通しは間違っていなかったと思うようになりました。とはいえ,それを明らかにするために調べるべきことは山ほどあるし,論文としてまとまるのはまだだいぶ先のことになりそうです。

そんなわけで夢はふくらんでいるのですが,現実的にはもうすぐ韓国を離れなければならないというのが問題。調査のため,今後もちょくちょく韓国に来た方がいいかなと思っている今日この頃です。

馬山のことを書くつもりが,話がちょっとそれました。馬山に関する話はまだ続きます。
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馬山で調査 (1)
調査のため,慶尚南道の馬山市に行ってきました。馬山市というのは,釜山よりもちょっと西に位置する港町。さらに西に行くと晋州市があります。






馬山駅

上の写真は馬山駅。セマウル号がとまります。






馬山駅前

こちらは馬山駅前の様子。駅前は特に繁華街というわけではないようです。にぎわっているのは,市外バスターミナルの周辺や港のあたりのよう。






昌信大学

上の写真は昌信大学という専門大学。馬山市の東端,もう少し先に行けば昌原市というところに位置しています。ここで,学生さんたちをインフォーマントとして調査を行ったという次第。観光日本語通訳科の秋月先生にたいへんお世話になりました。空いている教室を,まるで自分の研究室であるかのように使わせていただきました。ちょっと図々しかったかも…。

つづきはまた後で。

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