マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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MetaPostでグラフをつくる
前回の図につづき,今度はMetaPostで時間を正規化したF0曲線を作ってみました。以下に示すのがその図です。下のGIFファイルはたいして綺麗じゃありませんが,もとのEPSファイルはかなり綺麗です。なお,時間軸の正規化については,以前の記事に書きました。

MetaPostで作った図(時間を正規化したF0曲線)


おおもとのMPファイルは:ここにおきました。
追記[2007年9月15日]:移動しました。新しい置き場はこちら

利用したのは,グラフを作るパッケージ。マニュアルは以下からダウンロードできます。
MetaPost Publications > CSTR 164

グラフを作ることのできるソフトがたくさんある中,わざわざMetaPostを使ったのは,IPA(国際音声記号)を,綺麗にかつ正確な位置に出したかったからです。(以前は,Excelで作った図をペイントブラシに移し,文字を一つ一つ貼り付けたりしてました。)でも,MetaPostでここまで完成させるまで,かなり苦労しました。まだ,それぞれのIPAの記号が縦方向に微妙にずれてしまうのが気に入らないのですが,うまくいきません。とりあえずはこれで我慢しようと思っていますが,たぶん解決する方法もあるんでしょうね…。
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MetaPostでピッチの模式図をつくる
論文やポスターに載せるピッチの模式図をどう作ろうかと試行錯誤を重ねています。といっても,読者の方にはどういうものか想像がつかないかもしれないので,先に今のところの完成形を示しておきましょう。


ピッチの模式図(サンプル)



今まではだいたい,WordやPower Pointのオートシェイプを利用して,これに似たようなものを作っていました。でも,もうちょっと学問的に正確なものにしたいと思って。

こういうことは,Adobe Illustratorとか使ったらうまくできるのかもしれませんが,持っていないですし,買うと高いですし。学内で利用できるところもあるみたいですが,使えるところが限られていますし。

それで今使っているのは,MetaPostです。MetaPostというのは,「TeXでよく使われるコマンド型の描画ツール」(奥村 2004)です。

[改訂3版]LATEX 2ε美文書作成入門 [改訂3版]LATEX 2ε美文書作成入門
奥村 晴彦 (2004/01/28)
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(↑私が持っているのはこの第3版ですが,昨年第4版が出たようです。
[改訂第4版] LaTeX2ε美文書作成入門 / 奥村 晴彦

TeX/LaTeXが好きではない人にとっては,MetaPostも好きにはなれないだろうと思います。また,TeX/LaTeXをやったことのない人にとっては,とても敷居が高いだろうと思います。実際,以下のやり方はLaTeXで読み込んで変換するという作業を伴うので,LaTeXをやったことのない方には,いきなりは難しいだろうと思います。

私は実は,博士論文でもMetaPostを使っていました。そのときはLaTeXのコマンドをうまく埋め込めなかったのですが,今回はそれができた分だけ,かなりの進歩です。

さて,ここから先は上の図の作り方。基本的には自分自身のための覚書なので,説明はあまり詳しくしません。(というか,できません。)なお,以下はUNIXでやりました。Windowsのコマンドプロンプトを使ってもほぼ同じだろうと思いますが,もしかしたら違う部分があるかもしれません。

MetaPostプログラムを作る



以下のようなプログラムを作りました。


verbatimtex
%&latex
¥documentclass{article}
¥begin{document}
etex;
beginfig(-1);
u=20bp; v=20bp; w=20bp;
z1=(u,v); z2=(2.5u,0); z5=(5u,0.25v); z6=(6u,0);
draw z1--z2--z5--z6;
label(btex $¥sigma$ etex, (u, v+w));
label(btex $¥sigma$ etex, (2u, v+w));
label(btex $¥sigma$ etex, (3u, v+w));
label(btex $¥sigma$ etex, (4u, v+w));
label(btex $¥sigma$ etex, (5u, v+w));
label(btex $¥sigma$ etex, (6u, v+w));
label(btex ¥# etex, (2.5u, v+w));
label(btex H* etex, (u, v+0.5w));
label(btex +L etex, (2u, v+0.5w));
label(btex H* etex, (5u, v+0.5w));
label(btex +L etex, (6u, v+0.5w));
endfig;
verbatimtex
¥end{document}
etex;
end.


 



これを,foo.mpというファイル名で保存。(.mpの前の部分は別になんでもかまいません。)

次に,コマンドプロンプト上で
mpost foo

と打ち込みます。すると,foo.psというファイルができます。

【参考】
奥村 (2002: 313-316)
TeX Wiki: MetaPost

LaTeXに取り込む


次に,これをLaTeXに取り込みます。以下のように入力したファイルを作ります。


¥documentclass{article}
¥usepackage[dvips]{graphicx}
¥pagestyle{empty}
¥begin{document}
¥includegraphics{foo.ps}
¥end{document}


 



これを,例えばfoo.texのようにして保存します。

次に,コマンドプロンプト上で以下のように打ち込みます。


latex foo
dvips -Ppdf -E foo -o foo.eps


これでEPSファイルができあがり。

あとは,出来上がったファイルを,WordやPower Pointに貼り付けるだけです。

【参考】
奥村 (2002: 316)
TeX Wiki: MetaPost

おまけ:GIFに変換



上のようにこのブログに貼り付けるには,EPSのままでは出来ず,GIFに変換する必要がありました。そのやり方は…

Ghostscriptを利用します。コマンドプロンプト上で以下のように入力。


gs -q -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=ppm -sOutputFile=- -r200x200 foo.eps | pnmcrop | ppmtogif >foo.gif


-r200x200の部分は解像度。やや高めにしてあります。pnpcropでは,まわりの余白を切るということをしています。

これで出来上がりです。

やれやれ…。


【参考】
TeX Wiki: Ghostscript


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