マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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Palatography Lessons
YouTubeでPalatography Lessonsという動画を見つけました。Palatographyというのは,簡単に言えば,何かの発音をしたときに舌がどこに触れるかを調べるというものです。そのための専用の機器もあったりしますが,ここで取り上げているのは,舌に墨のようなものをぬって発音しどこが黒くなったかを調べるという,ある意味原始的なやり方です。でも,たとえばフィールドワークで調査する場合など,こういう方法が有効だったりするわけです。

このビデオはSOASの人たちが作ったもの。見てるとなんだかとっても楽しそうです。











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文献をどう管理するか
研究をつづけていると,いろいろな文献を読むことになるし,またコピーしたりファイルとして入手したりした文献の量も膨大になってきます。それをどう管理するかというのは,研究者にとってけっこう重要な問題ではないかと思います。ここでいう「管理」には,三つあります。

(1) 文献リストの管理

(2) PDF(ないしはその他の電子ファイル)の管理

(3) 紙媒体の論文の管理

まず(1)に関しては,私の場合,ときどき分野別にリストを作ったりもしました(たとえば,こんなのとか,こんなのとか)。リストをもとにして半自動的に論文の参考文献リストを作れたら便利だろうなと思って,BibTeXを使ったこともあります。それが長続きしなかったのは,韓国語の論文の扱いがやっかいだったり,データの登録がけっこう面倒だったり,あるいはTeX自体をあまり熱心に使っていなかったからだったり・・・何が主たる原因かわかりませんが,とにかく長続きしませんでした。その後しばらくは「あえて管理しない」という方針だったのですが,昨年ぐらいからEndNoteを使ってみたりもしています。

(2)に関しては,「著者名_発表年」という形式のファイル名をつけたファイルを一つのフォルダの中に保管しています。ただ,こういうファイル名の付け方だと,後になってそれがどういう論文だったかわからなくなるのが問題。もちろんファイルを開けばいいわけですが,それが結構めんどくさいのです。そして一度保存したファイルは忘れ去られていく運命に・・・。

この(1)と(2)に関して,実は最近になって新しいツールを見つけました。Mendeleyというソフト。

Mendeley

Desktop用のソフトとウェブがあり,両者の同期ができます。Desktop版はEndnoteと同じようなかんじですが,PDFを管理する上ではEndNoteよりもはるかに使いやすいです。そしてフリーというのが,重要なところ。ウェブの方はちょっとfacebookっぽい雰囲気があります。

以下のような紹介のページも見つけました。

最強の文献管理ソフトはこれだ!(化学者のつぶやき)

この手のソフトやサイトはいろいろあるようです。

さて,(3)に関してはどうしているか?みなさん,どうしているんでしょう?私のやり方に関しては,(気が向いたら)このブログに書くかもしれません。




テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

イントネーションの範疇知覚実験と反応時間
イントネーションに関して範疇知覚実験をおこなった結果を,以前に『音声研究』で報告したことがあります。

Akira Utsugi, Yoonshil Jeon, & Heesung Kim (2008) "Toward determining discreteness in downtrends of Japanese and Korean: An approach from a categorical perception experiment." 『音声研究』第12巻第2号. 30-42.

で,先日Speech Prosodyに参加してきて(Speech Prosodyの話はまた後で書きますが),離散性を検討するためにidentification taskの反応時間(reaction time)をみるという実験がずいぶん行われていることを知りました。

Aoju Chen (2003) Reaction Time as an Indicator of Discrete Intonational Contrasts in English. Proceedings of EuroSpeech 2003. 97-100.

Oliver Niebuhr (2007) Categorical Perception in Intonation: a Matter of Signal Dynamics? Proceedings of Interspeech 2007.

Joan Borràs-Comes, Maria del Mar Vanrell, Pilar Prieto (2010) The role of pitch range in establishing intonational contrasts in Catalan. Proceedings of Speech Prosody 2010.

私の上の実験も反応時間に注目して分析し直せたらいいのですが,このときはPraatのExperimentMFCでやっていたので,反応時間を測っていないのが残念なところ・・・。







日本語と朝鮮語の破裂音
以前に「日本語と朝鮮語の破裂音 ― 音響音声学的研究の概観 ―」という論文を『北海道言語文化研究』という雑誌に投稿したことがあります。その『北海道言語文化研究』のウェブページから論文がダウンロードできるようになっているのを見つけました。

この私の論文は,論文というよりはレビューです。何か新しい知見を述べているというのではなく,いろいろな先行研究をまとめただけのもの(ちょっとだけオリジナルのデータがありますが)。この雑誌の執筆依頼を受けた頃,破裂音について知り合いに聞かれたというのが,このテーマを選んだ直接的な動機でした。が,それだけではなく,韓国語(朝鮮語)と言えば破裂音が特徴的であるにも関わらず,『韓国語教育論講座』の私の原稿の中では破裂音のことにほとんど触れておらず,それが自分で気になっていたというのが背景にありました。

なるべく関連する先行研究を網羅するように努めました。(が,私の勉強不足で重要な文献が欠けているようなことが,もしかしたらあるかもしれません。)興味のある方はぜひご覧ください。ご質問,ご意見,ご批判は大歓迎です。(ただし,批判するときは優しいトーンにしてください。厳しいトーンで批判されると落ち込みますので。)

日本語音声の報告書
インターネット上にあまり情報がないようなので、ちょっとメモを。昔の報告書です。



国広哲弥(編)1992. 『日本語イントネーションの実態と分析』文部省重点領域研究「日本語音声における韻律的特徴の実態とその教育に関する総合的研究」(略称『日本語音声』、研究代表者:杉藤美代子)1991年度(平成3年度)総括版刊行書

<目次>
まえがき
日本語音調の記述法 国広哲弥 1
専門家アクセントの使われ方 井上史雄 9
鹿児島県吹上町方言の複合名詞のアクセント 上野善道 91
韻律的特徴の理論的研究 荻野綱男 209
日本語音声の丁寧さに関する研究 荻野綱男・洪杓 215
東京方言におけるアクセントの担い手と複合の熟合度 早田輝洋 259
福岡市方言におけるアクセント消去について 久保智之 265


国広哲弥(編)1993. 『日本語イントネーションの理論的研究 ―総括編―』文部省重点領域研究「日本語音声における韻律的特徴の実態とその教育に関する総合的研究」(略称『日本語音声』、研究代表者:杉藤美代子)

<目次>
はじめに 国広哲弥
複合語を中心とするアクセント調査研究 上野善道 1
音声の丁寧さの実験言語学的研究 荻野綱男・洪杓 7
イントネーションと文法 早田輝洋・久保智之 17
いわゆる「尻上がり」イントネーションの聞き取り実験 原香織 19
付録:パネルディスカッション「言語における韻律の機能」 28
配布資料 29
(郡資料 29、井上資料 30、上野資料 35、荻野資料 40、山口資料 44、郡補足資料 52、井上補足資料 59)
文字化記録 62

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