マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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学会の統合
ひとつ大きなニュースが飛び込んできました。

・・・といっても,これを大きなニュースだと思うのは,日本人では私ぐらいしかいないかもしれませんが・・・。

大韓音声学会と韓国音声科学会が統合するんだそうです。新たな学会は,「韓国音声学会」になるとのこと。

小さい国の中で同じ分野の学会が二つもあるということが,おかしいといえば,おかしな話だったわけです。とはいえ,かつての印象では,二つの学会でずいぶんカラーが違うような印象がありました。最近は両学会が合同大会を開いたりしていたようですが,よく統合までこぎつけたなと,ちょっと感心してしまいました。何か重大な背景があったのでしょうか。
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言語学と基礎研究
こんな記事を見つけました。

昔の日記:基礎研究の反対語は? (大学教員の日常・非日常)
基礎研究の反対語は? (大学教員の日常・非日常)

基礎研究の反対は応用研究と考えられがちだけど,実はそうではないという話です。

なるほど,と思いました。ここの言語学の教員をみると,自分よりもずっと基礎的な研究をしてるなと思います。私も少しでもそっちに近付きたいなと,努力をしているわけです。

そんなことを思いつつ,ふと気になったこと。(一般)言語学に対して,英語学,日本語学,韓国語学などの個別言語学はどこに位置づけられるのでしょうか?応用?それとも末梢?まあ,個々の研究によって違ってくるかもしれませんが。

BeckmanによるGussenhoven(2004)の書評
BeckmanによるGussenhoven(2004)の書評が,Languageの最新号(Vol. 84, No. 3, pp. 641-643, 2008)に出ていました。書評の対象となっている本は以下のもの。

The Phonology of Tone and Intonation (Research Surveys in Linguistics)The Phonology of Tone and Intonation (Research Surveys in Linguistics)
(2004/09/30)
Carlos Gussenhoven

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内容の大まかな紹介と,細かい問題点の指摘などがなされています。Ladd (1996) との比較もなされています。

いちばん示唆に富むと思えたのは,最後の段落。音韻論と音声学との区別,およびそこにおける離散性と連続性の問題がふれられています。Gussenhovenは音韻論―離散的,音声学―連続的だと考えているようだけれど,そんなに単純ではないという話。

正直いって,私にはGussenhovenの立場は理解できるけれど,Beckmanの立場はよくわかりません。まあ,関連する文献を読みながら,じっくり考えてみる必要がありそうです。(なお,この問題,そろそろ出るはずの私の論文とも関係があります。)

書評にも書いてありますが,Gussenhovenの本と引き合いに出されるLaddの本は,もうすぐ改訂版が出ます。今回のBeckmanの書評,Gussenhovenの本の紹介であると同時に,Laddの新しい本の宣伝になっているような気がしてなりません。(ちなみに,Laddの新しい本は,Amazonで注文が出来るようになっていました。)

Intonational Phonology (Cambridge Studies in Linguistics)Intonational Phonology (Cambridge Studies in Linguistics)
(2008/10/31)
D. Robert Ladd

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9月を終えて
9月末に論文の締め切りと学内のワークショップでの発表がありました。その二つを無事おえ,ほっと一息といったところです。

ワークショップでの発表は,いろいろな人に面白いと言ってもらえて,まあ成功だったと思います。このワークショップでの発表はエディンバラに来てから3回目なのですが,だんだん良くなってきたと思います。研究のレベルとか,英語力とか,上がったのだとすれば,エディンバラに来た甲斐があったのでしょう。

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