マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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Beckman & Pierrehumbert (1986)
Beckman, M. E. & J. B. Pierrehumbert (1986) Intonational structure of Japanese and English. Phonology Yearbook 3, 255-309.

有名な Pierrehumbert & Beckman (1988) (P&B)の2年前に出た論文(こちらも有名ですが)。英語と日本語のイントネーションの比較で,日本語に関する部分はP&Bと似たような話です。のちに出ることになるP&Bが,paper submitted to Linguistic Inquiryということでforthcomingとして引かれています。

この論文の中で最近気になっていた部分を,断片的に拾って読んでみました。以下,気になっていた箇所のまとめ。

HL or H*+L


日本語にはaccented syllable付近に急激な下降があり,これはHとLとして分析される。Pulleybank (1983) とPoser (1984) に従い,アクセントは"lexically linked H tone"として扱う。(p.256)

# HとLは最初からセットで,そのうちのHの部分がTBUとリンクしているということ?それとも,派生の後の方の段階でLがつくとか?

このほかに,lexiconでは*をつけておき,後からH*+Lを挿入するというやり方もありえる。これLは,Haraguchi (1977) とちょっと似たやり方。(p.260f.)

# この論文ではこの方法を採用していませんが,特別反対しているわけでもないようです。

アラインメント


英語のbitonal accentにおいて,starred toneからunstarred tone(+のあとのもの)の時間は一定。TBUの長さによって,starred toneと同じ音節の中に現れることもあれば,後ろに現れることもある。(p.280)

日本語に関しては,HLのLがtrailing unlinked toneなのか,Hのつくモーラの次のモーラにリンクしているのかについて,証拠はない。ここでは,Lはリンクしていないものとして扱う。(p.280f.)

# その後,日本語のLのアラインメントについて調べた研究とかあるのでしょうか?

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