マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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金次均氏の分厚い本たち
昨年の暮れから年明けにかけて韓国に行ったとき,専門書をいくつか買ってきました。特に,慶尚道方言の韻律研究で有名な金次均氏の本など。買ったまましばらく手に取ってすらいなかったのですが,先日ちょっとぱらぱらっと眺めてみました。以前に買った本,読んだ本なども含めて,その位置づけをちょっと整理してみます。

1993. 우리말의 성조(国語の声調). 태학사.

過去の論文を集めた論文集。中期語に関する論文が多いです。最後に収められた「日本の言語学界の韓国語声調研究史」は,金次均氏の考え方と日本の学者の考え方を対比する上で面白いかもしれません。

2002. 국어 방언 성조론(国語方言声調論). 역락.

慶尚北道星州方言と慶尚南道固城方言の比較。体言,用言が扱われています。(二つの方言しか扱っていないのに,どうしてこんなタイトルをつけるかなあ…。私はこの本を買ったとき,これを読めば韓国語の方言アクセントの全てがわかると期待したのですが…。)
なお,この本は以前に読んでブログにまとめました。(第1章~第4章第5章第6章第7章~第10章

2002. 영호남 방언 운율 비교(嶺湖南方言韻律比較). 역락.

慶尚南道昌原方言と全羅南道潭陽方言の比較。文レベルの現象が中心のよう。私の研究と関わるかも。

2003. 영남 방언 성조 비교(嶺南方言声調比較). 역락.

第1部は慶尚北道安東方言と慶尚南道密陽方言の比較。第2部以降では,さらに慶尚南道昌原方言も加えています。用言の分析が中心のよう。




金次均氏はこれ以外にもたくさん本を書いていますが,入手できていいません。氏の著作には,1つの大きな共通点があります。とにかく分厚い!

中身の4分の3ぐらいは資料です。資料がたくさん公開されるのは,基本的には良いことだと思います。ただ,本当は,この手の資料は電子化されて検索ができるようになっていた方が,使い勝手がはるかにいいと思うのですが・・・。

それにしても,専門書をこうも頻繁に出せるのが,不思議でなりません。日本と韓国では専門書の出版事情が違うのでしょうか・・・。

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最近,以下の本を読んでいます。 &#44608;&#52264;&#44512; (2002) &#50689;&#54840;&#45224; &#48169;&#50616; &#50868;&#50984; &#48708;&#44368;. &#50669;&#46973;. 韓国語の慶尚...
2008/05/02(金) 22:00:48 | マルソリ・ラボ
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