マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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Gösta Bruce
スウェーデンの音声学者,Gösta Bruceが亡くなったという知らせを目にしました。63歳だったそうです。

John Wells’s phonetic blog > Gösta Bruce 1947–2010
Language Log > Gösta Bruce 1947-2010

Bruceが1977年に出した博士論文Swedish Word Accents in Sentence Perspectiveは,スウェーデン語のアクセント研究においてインパクトがあったというだけでなく,その後の韻律研究全体に大きな影響を与えたと私は理解しています。発話のピッチを局所的なピッチ変化が線上に並んだものとして捉える考え方は,autosegmental-metrical(AM)なイントネーション音韻論やToBIへと受け継がれています。(ただ,Bruce自身がAM理論やToBIのことをどう思っていたかは,気になるところなのですが。)

ちなみに,私もBruceの博論のタイトルをまねて,Gyeongsang Korean "accent" in sentence perspectiveという口頭発表をしたことがあります。Bruceへのオマージュと言うには失礼な,中途半端な内容なのですが。(このトピックに関しては,面白いことがいろいろ出来ると思うのですが,飛び立ったままちゃんと着地できていないというのが,私の研究の現状です。)

Bruceと直接面識があったわけではありませんが,彼が切り拓いた世界で研究をする者のはしくれとして,彼の訃報はとても残念です。

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