マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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J.-J. Kim et al. (1997)
Kim, Jong-Jin, Sook-Hyang Lee, Hyun-Ju Ko, Yong-Ju Lee, Sang-Hun Kim, and Jung-Cheol Lee (1997) An analysis of some prosodic aspects of Korean utterances using K-ToBI Labelling system. Proceedings of the International Conference on Speech Processing, pp. 87-91.


JJKim_etal_1997.png


ソウル方言のアクセント句の特徴を、K-ToBIを用いて分析している論文。K-ToBIのVersion 2が発表されたのが1996年なので、その直後であり、Version 3(2000年)よりは前に発表されたものです。Version 2がReferencesにないのは、単に忘れただけなのか、それとも見ていないのか…?

気になった点は二つです。

1. H-(アクセント句第2音節に現れるH。K-ToBI Version 3では+H)の生起位置について
大半は第2音節だが、ときに第1音節に現れることがあるとのこと。第1音節に現れるケースの条件については、言及されていません。

これについては、後の研究を参考にすれば、二通り考えられます。一つは、Lim Byung-Jin氏らがやっていた音節量との関係。つまり、AP第1音節が重音節のときに、第1音節にHが現れることがあるというもの。ただし、私が修士論文で似たようなことをやった経験からいうと、そういうことってそんなにあるのだろうかと、懐疑的です。もう一つは、私が博士論文で扱った、修飾語が1音節からなるようなケース。例えば、"그 ~"とか。ただし、私は、この連鎖で修飾語にピークが現れる場合について、修飾語と被修飾語の間にAP境界があるとみています。

2. AP中のL(K-ToBI Version 3ではL+)の生起位置について
通常は次末音節だが、ときにantepenult(日本語で何て言うんだろう?)に現れることがあるとのこと。これも、上の場合と同様、私の博士論文での解釈においてAP境界があるとみなされるケースではないかという気がします。

具体的な例が示されていないので、何とも言えないのですが。

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