マルソリ・ラボ
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Praat: F0屈曲点を見つけるスクリプト
F0曲線から屈曲点をどう取り出すか?目で見てこのへんかなと思った点を測定するのが手っ取り早い方法ですが,それだとどうしても主観的になってします。どうしようかと思っていたところ,学振(国研)の五十嵐さんからBert RemijsenのページにPraatスクリプトが公開してあるという話を聞き,さっそく今日試してみました。

このスクリプトは,そもそもDaniel HirstとRobert Espesserが1991年に発表したMOMELアルゴリズムに基づいています。詳しいことはわかりませんが,屈曲点を見つけ,それらを曲線で結ぶことでF0のスムージングのようなことを行うというもののようです。Microprosodyを取り除く効果があるようです。

これをPraatのスクリプトにしたのが,Guillaume Rolland。詳しいことはここに書いてあります。さらに,それをBert Remijsenが修正したというわけです。Remijsenによるスクリプトはここから入手できます。8. Automatic detection of f0 turning points using MOMELというところです。

音声ファイルを指定して実行するほか,Pitchオブジェクトから実行することもできます。その場合,オブジェクトウィンドウ上でPitchオブジェクトを選択した上でスクリプトを実行し,フォームにおいてファイル名を"Pitch"とします。

なお,ディレクトリ名にスペースが含まれていると,スクリプトの実行がうまくいきません。スクリプトの中のFormのうち,ディレクトリを指定するところでwordとなっているのをsentenceに変えれば,これは解決します。

アルゴリズムの中身はまだよくわからないのですが,とりあえずスクリプトの実行はうまくいきました。Microprosodyを取り除く効果があるという話ですが,私がやってみた限りだと,microprosodyの影響と思われるところを屈曲点としてしまうこともあるようです。そのへんうまく工夫すれば,私の研究にも利用できそうです。

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以前の記事で,F0屈曲点を見つけるのにMOMELアルゴリズムが使えそうだと書きました。でも,今実際に自分の研究で屈曲点の分析を使ってみると,どうもうまくいきません。傾きの正負が逆転するような屈曲点には使えそうなのです
2007/02/14(水) 01:05:34 | マルソリ・ラボ
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