マルソリ・ラボ
言語学、音声学、日本語、韓国語など。
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韓国滞在を振り返る (1):フェローシップをとるまで
韓国滞在の期間も残りあと数日を残すのみとなりました。せっかくなので,この機会に韓国滞在の9ヶ月を振り返る記事を書いてみたいと思います。いざ書こうと思うと書きたいことがいろいろあるので,数回に分けて書くことになると思います。

最初は,韓国国際交流財団のフェローシップをとるまでの話。

そもそも私は昨年(2005年)まで大学院生でした。昨年の前半に行っていたのは博士論文の執筆,つまり大学院生活を締めくくる作業です。一方で,博士論文を書きながら考えていました。博士号を取得したらどうしようかと。1つのオーソドックスな道は,大学の専任講師になる,あるいは目指すということでしょう。もちろん,すぐに専任講師に採用されることは容易ではありませんが,とりあえず非常勤講師をやりながら専任講師の公募に応募することができます。実際,私の場合昨年博士課程に通いながら非常勤講師をやっていて,それを今年度も続けることができたわけなので,そういう道は私自身にとっても現実的であったわけです。

そういう道は考えていました。でも一方で,私は別の道も模索していました。それは,私が自分の研究にもどかしさを感じていたからです。どういうことかというと・・・

長い大学院生活の間に,私はいろいろと論文を書きました。見た目には,同じ分野の他の院生と比べて比較的多いほうだと思います。学会誌に載ったりもしました。でも,正直なところ,自分で心から納得できるような論文が1つとしてあるだろうか,と思ったのです。方向性自体は悪くない。でも,本質はもっともっと深いところにあるはずなのに,そこに全然とどいていない。・・・そんなもどかしさを感じていたわけです。

何が問題なのかはわかっていました。研究に十分専念できる環境になかったのです。研究をしながら,授業を受け,さらに他の仕事もやっていました。家庭教師,日本語教師,専門学校講師,大学非常勤講師など。それはそれでとても良い経験になったと思います。でも,研究をちゃんとした形で行うには,十分な知識を身につけ,調査や実験に手間ひまをかけ,さらに当然ながらよく考えなければならない・・・。研究を片手間で行わなければならないような状況では,そんなことできないわけです。

もちろん,文系の研究者にとって,研究だけに専念できる環境を永久に得ることは容易ではないかもしれません。それでも,大学院修了後に短期間でもそういう環境に身をおくことができたならば,その後の自分の研究人生はだいぶ違ったものになるはずだ・・・そう思ったのです。

だから,とりあえずいろいろな専任の公募に申請する一方で,しばらく研究だけに専念できるような道も探しました。有名なのは日本学術振興会(いわゆるガクシン)の特別研究員。その他にも,海外にまで目を向ければいろいろあります。その1つが韓国国際交流財団の滞韓研究フェローシップ。いろいろ申し込みました。そして,韓国国際交流財団のフェローシップにめでたく採用されたというわけです。

というわけで,フェローシップが決まってからは,専任講師の公募に申請するのはやめ,韓国に来る準備を始めました。昨年の秋,博士論文の公開審査とほぼ同じ時期のことです。

とりあえずフェローシップをとるまでの話はここまで。
なんだか真面目な話になってしまい,気恥ずかしいですね…。

テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

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